医者から処方される医歯薬

今回は、私の経験談を元に、市販薬についてお話ししましょう。私たちは「風邪かな?」と思った時、まず最初の処置として市販のいわゆる風邪薬というものを飲むと思います。一言で風邪と言ってもそれぞれ症状が異なります。鼻風邪なのか、咳なのか、頭痛なのかなど。特に頭痛薬の箱の裏に書いてある用途を見ると頭痛の他に歯痛と書いてあることが多いと思うのですが、いわゆる鎮痛剤ということなのでしょうか。

私は「風邪っぽいな」「疲れが溜まっているな」と思うと同時に奥歯が痛みます。以前親不知の治療で神経を抜いた歯の歯茎の中に膿が溜まってきて、風邪っぽい症状がでるとその歯がとにかく敏感に痛みます。ただの風邪や胃腸が痛むだけであれば少し横になったり、我慢ができると思いますが、歯はなかなか我慢ができません。すぐさま歯医者に行き、レントゲンから様子を見て、医者から処方された医歯薬をもらい、一安心しました。しかし、後に膿を取り出す治療で長い時間通院することを余儀なくされ、しばらくの間、医歯薬を飲むこととなったのです。

たかが風邪だと言っても歯まで痛むぐらいだから風邪はやはり侮れないと思います。そして、市販の風邪薬ももちろん悪くないと思いますが、一時の痛み改善だと思いますし、飲み方も特に気をつけなければ何が入っているのか、飲み合わせは大丈夫なのか、安易に手に入ってしまう市販の薬だからこそ心配しなくてはいけません。特に歯はデリケートな場所であり、決して我慢できない部位であるため、市販でなく医歯薬をおすすめします。